第5回 両国アートフェスティバル2019〜芸術監督:内藤明美

 

RAF2019_P1_web 1内藤明美(明るめ)

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下町・両国を舞台にした音楽祭、両国アートフェスティバル(略してRAF)。

5年目の今年は、芸術監督にアメリカ在住の日本人作曲家、内藤明美を迎え、50席ほどの小さなスぺース・両国門天ホールに置かれたピアノを通して、5日間にわたってお届けいたします。

 

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2019年、門天30周年、5回目の記念すべき両国アートフェステイバルのため、ニューヨークで出会ったピアノ作品と、ニューヨークで制作・初演したピアノを伴うモノ・オペラ作品の上演を企画しました。日本ではなかなか実演されない作品を聴く機会となります。

プログラムは3つ。ひとつは、昨年生誕二百年を迎えたイギリスの作家、エミリ・ブロンテの詩をテキストに用いた詩的モノ・オペラを、初演を担ったメゾ・ソプラノ、ジェシカ・バウワーズを招いて日本初演します。

さらにセミナーでは、ブロンテ研究の第一人者、芦澤久江氏をお迎えし、ブロンテの創作の真髄についてお話を伺う貴重な機会となります。

プログラムの最後は、夏の門天の象徴、2台ピアノ作品を含む、アメリカの作曲家たちの作品を選びました。アニア・ロックウッド、エレノア・ホブダのピアノ・ソロによるパワフルな内部奏法の作品、そしてジョージ・クラムの2台ピアノの内部奏法作品に加えて、若手のリチャード・キャリック、楽譜がアートそのものであるエリック・リチャーズ、そして、スティーブ・ライヒ、エリオット・カーターの作曲のコンセプトが輝く作品が並びました。独創性について思いを馳せるコンサートになることを願って、多くの方々のご来場をお待ちしています。

芸術監督:内藤明美

 

 

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【Aプログラム】

詩的モノ・オペラ『エミリ・ブロンテ〜生と死を通じて、束縛されない魂』(2017)日本初演

〜エミリ・ブロンテの詩に基づく一幕のオペラ(原語上演・字幕付き) 

日時:7月28日(日)16:00開演、7月30日(火)19:00開演

 

エミリ・ブロンテ生誕二百年を記念し2018年にアメリカで初演された、メゾソプラノとピアノによるモノ・オペラを日本初演。

初演キャストのジェシカ・バウワーズ、美術家の作間敏宏に加え、現代音楽ピアノ演奏の第一人者である井上郷子が参加、新たなコラボレーションを目指します。

 

テキスト:エミリ・ブロンテ

構成・音楽:内藤明美

美術・映像:作間敏宏

出演:ジェシカ・バウワーズ(メゾ・ソプラノ)、井上郷子(ピアノ)

上演前に、オペラのなかで用いられる7つの詩の朗読映像(朗読:ロバート•イアン•マッケンジー)を上映します。

 

 

 

 

【Bプログラム】

芦澤久江講演『エミリ・ブロンテの詩における時間と空間』

日時:7月29日(月)18:30〜20:30

 

ブロンテ研究家・芦澤久江を迎えて、オペラにも使われている詩を中心に、エミリの宇宙観について講演を行います。

講師:芦澤久江

進行:内藤明美

 

 

 

【Cプログラム】

コンサート『アメリカに見る創造精神』

日時:2019年8月4日(日)、5日(月)19:00開演

 

内藤明美の視点から、30年近く暮らすアメリカにおける独創的なピアノ作品を紹介します。

 

曲目:

リチャード・キャリック《音の手触り》2台ピアノのための(2015)

スティーブ・ライヒ《ピアノ・フェイズ》(1967)

エリオット・カーター《ピアノについての2つの考察》より II. 連鎖(2006)

エリック・リチャーズ《フィールドの解明》(1988)

アニア・ロックウッド《RCSC》(2001)

エレノア・ホブダ《スプリング・ミュージック・ウィズ・ウィンド》(1973)

ジョージ・クラム《時代精神》2台の増幅されたピアノのための6つのタブロー(1989)

 

出演 : 井上郷子(ピアノ)、篠田昌伸(ピアノ)、榑谷静香(ピアノ)

 

 

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チケット:全自由席(税込)

A・Cプログラム 一般3,000円、門天会員・学生2,500円、当日各500増し

Bプログラム 一般1,000円、門天会員・学生800、当日各500円増し

※門天会員券は、メール、電話、FAXのみの受付となります。

※学生券は、受付にて学生証をご提示ください。

※未就学児の入場はご遠慮ください。

 

チケット取り扱い:Confetti(カンフェティ)

Aプログラム:https://www.confetti-web.com/detail.php?tid=52419&

Bプログラム:https://www.confetti-web.com/detail.php?tid=52420&

Cプログラム:https://www.confetti-web.com/detail.php?tid=52421&

フリーダイヤル:0120-240-540(平日10:00〜18:00)

 

 

・ご予約後、セブン-イレブン店頭にてチケットをお受け取りください。

・Webからお申込の際には、クレジットカード決済、またはチケット受け取り時にセブン-イレブン店頭でお支払いの、どちらかをお選びいただけます。

・クレジットカード決済を選択された場合、チケット受け取りはお申込みより4日後からとなります。

・発券手数料はかかりません。

 

 

ご予約・お問い合わせ:両国門天ホール

メール:ticket@monten.jp(@は半角に直してください)、電話&FAX:03-6666-9491(火曜日休館)

 

 

 

主催:一般社団法人もんてん

助成:アーツカウンシル東京(公益財団法人東京都歴史文化財団)、芸術文化振興基金助成事業

協賛:株式会社河合楽器製作所

協力:ナヤ・コレクティブ

 

 

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内藤明美 Akemi Naito 芸術監督・作曲

作曲家。東京生まれ。桐朋学園大学作曲科卒業。アジアン・カルチュアル・カウンシルの助成により、1991年に渡米。ニューヨーク在住。2000年に作曲されたマリンバのための『森の記憶』は、世界中で広く演奏されている。2018年1月、ニューヨークで初演された、エミリ・ブロンテの詩をテキストに用いた、メゾ・ソプラノとピアノによる詩的モノ・オペラ『エミリ・ブロンテ』は、“言葉が音楽と一体となった時に見出される美しさのすばらしい一例で、それぞれが新しい生命と意味を相互に与えるもの”であり、“ブロンテの天才にふさわしい生誕二百年祝い” (Opera Wire) との高い評価を受けた。2019年秋に新しいCDアルバムがPARMA Recordingsからリリースされる。 www.akeminaito.com

 

ジェシカ・バウワーズ Jessica Bowers メゾ・ソプラノ

オペラ歌手として、ユタ・オペラ、オペラ・ボストン、カラムア・オペラ、セントラル・シテイ・オペラ、オハイオ・ライト・オペラに出演。これまで、『サウンド・オブ・ミュージック』の修道院長、『ヘンゼルとグレーテル』のヘンゼル、『魔笛』の第3の侍女、『セビリアの理髪師』のロジーナ、ジョン・ハービソンの『三月の満月』の女王、『ホフマン物語』のニクラウス、『真夏の夜の夢』のヒポリタなどを演じている。コンサートでは、ポエテイカ・ムジカ、サノーラ・トリオとの共演に加えて、ギタリストのオーレン・フェイダーとのバウワーズ・フェイダー・デュオとして、定期的にコンサートを行っている。昨春は、シアター・オブ・ニューヨーク・シテイとの共演で『確かな静寂』のニューヨーク初演に出演。 http://www.jessicabowers.net

 

作間敏宏 Toshihiro Sakuma 美術・映像

1957年宮城県生まれ。1982年東京芸術大学大学院修了。1985年以降、国内外の個展・選抜展で数多く作品を発表している。1993年に,生命のON/OFFに見立てて精妙に調光した電球を家系図やビニールハウスなどに配置し、生命の連鎖や切断を想起させる静謐なインスタレーション連作『治癒』を開始する。1998年からは、電球を人名に持ち替えた連作『colony』を開始、膨大な数の人名を書物・名札ボードなどに流し込み、個と集合の関係や不在を可視化する仮構空間づくりをめざす。2003年からの連作『接着/交換』では、印刷物やウェブサイトから無数の画像と映像を蒐集し、それらを重ね、加工し、構成したビデオ/フォトインスタレーションを開始する。

 

井上郷子 Satoko Inoue ピアノ

東京学芸大学大学院作曲科修了。ムジカ・プラクティカ・アンサンブルのメンバーを経て、1991年よりソロ活動。“Satoko Plays Japan”をはじめとする多くのリサイタルを行ない、特に、近藤譲ピアノ作品・全曲演奏やモートン・フェルドマン作品の演奏等で高い評価を受ける。海外の現代音楽祭から度々招聘され、ヨーロッパ、南北アメリカ、中東各地でソロリサイタル、マスタークラスの講師も務める。2008年よりコンサート・シリーズ“Music Documents”の企画・制作、「第1回両国アートフェスティバル2015」芸術監督。2018年よりプロジェクト「未来に受け継ぐピアノ音楽の実験」に携わる。ソロCDアルバムは、HatHut Records(スイス)等より出版。第10回佐治敬三賞受賞。現在、国立音楽大学教授。

 

芦澤久江 Hisae Ashizawa 講師(英文学)

イギリス、バーミンガム大学大学院人文学部英文学専攻修士課程修了。現在、静岡英和学院大学短期大学部教授。専門は19世紀イギリス文学、特にブロンテ姉妹。イギリス・ブロンテ協会会員。著書、論文:ジル・ディックス・グナシア『エミリ・ブロンテ 神への叛逆』(共訳 彩流社)、アレグザンダー、マクマースター『子供が描く世界』(共編訳 彩流社)、「詩人エミリ・ブロンテについて」(『エミリ・ジェイン・ブロンテ詩集』所収 国文社)、「エミリ・ブロンテの詩について」(『言語文化』所収 明治学院大学言語文化研究所)、「テクストの伝達」(『ユリイカ』所収 青土社)など。

 

篠田昌伸 Masanobu Shinoda ピアノ

東京藝術大学音楽学部作曲科卒業、同大学院修士課程修了。これまでに作曲を尾高惇忠、土田英介、ピアノを播本枝未子、大畠ひとみの各氏に師事。第22、27回日本交響楽振興財団奨励賞。第74回日本音楽コンクール作曲部門第1位。第1回イタリア文化会館日本国内作曲コンクール審査員特別賞。第9回佐治敬三賞。06年just composed in YOKOHAMA委嘱作曲家。11年武生国際音楽祭、14年JFCアジア音楽祭in横浜、にて作品が招待される。複数の作曲家グループ(NEXT、Cue、クロノイ・プロトイ) に参加し作品を発表する他、ピアニストとしても新作初演や伴奏等に多く関わっている。ピアノ曲《炭酸》が全音楽譜出版社にて出版。東京音楽大学、国立音楽大学、尚美ミュージックカレッジ専門学校、日大藝術学部、非常勤講師。

 

榑谷静香 Shizuka Kuretani ピアノ

東京都出身。2003年、東京音楽大学ピアノ演奏家コース卒業。2006年、Ensemble-Akademie Freiburg参加。古典作品から新作まで、アンサンブルを主軸とした演奏活動を行う。近年は同時代の作曲家たちとの企画にも積極的に携わっており、これまでに数多くの新作初演を手がけている。また、小出稚子作品集『南国の魚、極彩色の夜』(配信限定版)、『《四季》星谷丈生作品集』(fontec)等、初演等に関わった作品のレコーディングに際しては、作曲家の指名により参加している。ピアノを三谷温、石附秀美、東誠三の各氏ほかに師事。

 

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これまでの両国アートフェスティバルはこちら!

第1回 http://www.monten.jp/2015RAF

第2回 http://www.monten.jp/RAF2

第3回 http://www.monten.jp/RAF3

第4回 http://www.monten.jp/RAF4

 

 

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※特記なき場合、開場は開演の30分前です。
※問い合わせ先メールアドレスの@は、小文字に打ち直してください。



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