コミュニティ・ミュージックのいま、そしてこれから2023 前期:第9回「記録映像を撮りながらファシリテーションについて考えたこと」

 

 

コミュニティ・ミュージックのいま、そしてこれから2023【前期】ZOOM講座

 

「コミュニティ・ミュージックとは何か」について探求する本プロジェクト。
第3期講座では「ファシリテーション」に焦点を当て、各講師に音楽のみならず美術、ダンスのワークショップ事例もご紹介いただきながら、ファシリテーションについて考えていきます。

 

 

このプロジェクトシリーズでは、前期にコミュニティ・ミュージックに関する講座と、後期にコミュニティ・ミュージックの実践の2つの柱で企画を進め、コミュニティ・ミュージックの現在とその効果について検証しています。
第3期となる今回の講座では、「ファシリテーション」に焦点を当てます。ファシリテートには、「容易にする」「円滑に進める」「手助けする」等の意味があり、日本ではワークショップの講師のことをファシリテーターと呼ぶことも多くあります。多様な人々が参加し、共同で創造活動を行なっていくアートワークショップでは、講師も含めてその場にいる人皆で一緒にオリジナルの作品を作っていきます。そこにはあらかじめ用意された問いかけへの答えや、こうつくるべき、という作品のひな型はありません。その際、講師はどのような役割を持っていったら良いのでしょうか?本講座では、音楽のみならず、美術、ダンスのワークショップ事例を各講師に紹介していただきながら、ファシリテーターがワークショップ参加者とどのように関わり、ワークショップの進行にどのような影響を与えているのかなどを明らかにします。その上で、コミュニティ・ミュージックにおけるファシリテートについて考えていきます。

 

◉講座

第7回「からだを奏でる「ほぐす・つながる・つくる」ファシリテーション」

2023年5月3日(水・祝)10:00〜12:00

講師:新井英夫(体奏家・ダンスアーティスト)&板坂記代子(身体表現者・美術家)

対談:新井英夫&板坂記代子×塩原麻里(元国立音楽大学教授、ISME・コミュニティ音楽コミッション共同議長2014〜2016)

お申し込み:Peatix http://ptix.at/jePfYY

 

第8回「身体と心をつなぐファシリテーション アートワークショップの現場から」

2023年5月20日(土)10:00〜12:00

講師:中津川浩章(アーティスト/アートディレクター)

対談:中津川浩章×塩原麻里(元国立音楽大学教授、ISME・コミュニティ音楽コミッション共同議長2014〜2016)

お申し込み:Peatix  http://ptix.at/lEtsPM

 

第9回「記録映像を撮りながらファシリテーションについて考えたこと」

2023年6月3日(土)10:00〜12:00

講師:上田謙太郎(映像作家/愛知大学准教授)

対談:上田謙太郎×即興からめーる団【赤羽美希+正木恵子】(音楽ユニット)

お申し込み:Peatix http://ptix.at/07aNdF

 

第10回「コミュニティ・ミュージックの理論と実践をつなぐ:音楽ファシリテータの役割とは?」

2023年6月17日(土)10:00〜12:00

講師:塩原麻里(元国立音楽大学教授、ISME・コミュニティ音楽コミッション共同議長2014〜2016)

お申し込み:Peatix http://ptix.at/MWRhee

 

 

 

料金:各回1,000円(税込)

お問い合わせ:両国門天ホール contact@monten.jp(@は半角に直してください)

 

※本講座はZOOMを用いたオンライン講座です。講座の期日までにお申し込みください。お申し込みいただいた方は、各講座7月17日までアーカイブもご覧いただけます。

 

司会:塩原麻里、赤羽美希(6/17のみ)

主催:一般社団法人もんてん(両国門天ホール)

協力:パレイドリアン

助成:公益財団法人東京都歴史文化財団 アーツカウンシル東京

 

    

 

 

 

これまでの活動はこちらから:

第一期:https://www.monten.jp/CM2021

第二期【前期】:https://www.monten.jp/CM2022

第二期【後期】:http://www.monten.jp/CM2022L

 

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プロフィール

 

新井英夫 Hideo Arai

体奏家・ダンスアーティスト。自然にならい力を抜く身体メソッド「野口体操」を創始者より学び深い影響を受ける。劇団活動主宰を経てのちダンスへ。国内外の舞台活動と共に乳幼児から高齢者までバリアフリーに幅広い対象に向けた身体表現ワークショップ「ほぐす・つながる・つくる」を教育・福祉・社会包摂に関わる場で実施。2022年夏に神経性難病ALS(筋萎縮性側索硬化症)の確定的診断を受ける。病を得て新たな視座から「にもかかわらずオモシロク生きる」をテーマに活動や発信を継続中。

 

板坂記代子 Kiyoko Itasaka

身体表現者・美術家。山形県出身東京在住。「くらしを自らつくる」をテーマに美術制作・手しごと研究を行いつつ、その延長として身体表現に関わる。2010年より新井英夫と共に舞台公演活動とワークショップを実施中。「てきとう手しごと工房」主宰。

 

中津川浩章 Hiroaki Nakatsugawa

アーティスト/アートディレクター 表現活動研究所ラスコー代表。1958年静岡県生まれ。美術家としての制作活動と同時に多様な分野で社会とアートをつなぐ活動に取り組む。ワークショップ、講演、障害者のためのアートスタジオディレクション、展覧会企画・プロデュース、キュレーション、選考委員など全国で多数務める。NPO法人エイブル・アート・ジャパン理事、社会福祉法人アール・ド・ヴィーヴル理事、一般社団法人Get in touch理事。

 

上田謙太郎 Kentaroh Ueda

映像作家/愛知大学准教授。1984年、神戸生まれ。人や風景の素朴な美しさを引き出し、映る被写体やそれに関わる人が誇れるような映像作りを心がけている。監督作に『調律師とピアニスト』(2014年/ゆふいん文化記録映画祭 松川賞受賞)、『木組みの家 阿保昭則の家づくり』(2022年)がある。映像作りと並行して、教育やワークショップの活動にも携わる。 現在は愛知県豊橋市の愛知大学文学部メディア芸術専攻で映像を教えている。

 

塩原麻里 Mari Shiobara

元国立音楽大学、東京学芸大学教授。国立音楽大学教育音楽科第Ⅱ類卒業後に、ロンドン・ダルクローズ・スクールでリトミック国際ライセンス、ロンドン大学教育研究所(現ユニバーシティカレッジ・IOE)において音楽教育学修士・博士を取得。専門は音楽と動き、日英音楽教育比較。2018年から2020年まで、国際音楽教育協会(ISME)の理事を務める。コミュニティ音楽に関する編著にCommunity Music Today (Rowman & Littlefield Publishers), Community Music in Oceania: Many voices, one horizon (University of Hawaii Press)等がある。他論文等多数。

 

即興からめーる団

音楽家・赤羽美希と打楽器奏者・正木恵子による音楽ユニット。2006年より活動を開始。うたづくり、音あそび、楽器を使った音楽ワークショップを企画・実践するほか、コンサートホールやライブハウス、公共施設、学校等での演奏活動も行っている。うたの住む家プロジェクト主催。 既成概念にとらわれない、自由で面白い作品づくりと、ワークショップに参加した人、その一人一人がいなければ成り立ち得ないような音楽作りを目指している。

※特記なき場合、開場は開演の30分前です。
※問い合わせ先メールアドレスの@は、小文字に打ち直してください。



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