未来に受け継ぐピアノ音楽の実験 第2期【総合ページ】

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第1期(2018年10月〜2019年3月)はこちら

 

「未来に受け継ぐピアノ音楽の実験」プロジェクトについて

今日の音楽表現の拡張、多様化に伴い、様々な新しいピアノの”特殊奏法”が試みられてきました。弦を直接奏したり、弦に物を挟み込んだり、響板を叩いたりするそうした奏法は、その表現上の必然性にもかかわらず、実現する環境が限られています。 本プロジェクトは、この「特殊奏法問題」について、音楽家、研究者、ホール運営者が一つのテーブルに集い、3年間をかけて「ワークショップ、演奏会、作品委嘱」「特殊奏法を用いるピアノ作品のリサーチ」「ホールの現状調査、ピアノ管理指標提言」等を行い、合わせてシンポジウムでの発信、資料のアーカイヴ化を行います。 なお本プロジェクトは、2018〜2020年の3年間、東京芸術文化創造発信助成【長期助成プログラム】事業(芸術創造環境の向上に資する活動)として、アーツカウンシル東京の助成を受けて展開します。ホールという場の特性を生かしながら、ピアノ音楽の実験を未来に受け継ぎ、新たな音楽創造の活性化に貢献することを目指します。

 

■プロジェクト企画:伊藤祐二、井上郷子、黒崎八重子、庄野 進

■ワークショップ・ゲスト講師:三浦明道

■ワークショップ・客演:榑谷静香

(以上五十音順)

 

期間:2019年4月28日|日|〜2019年9月4日|日|全6回

 

 

ワークショップ参加者募集

受講は定員に達しましたので受付を終了しました。聴講は随時受け付けております。(2/18付)

 

受講料(税込):

受講【全6回】 18,000円、【単日】 3,500円  (定員:各回12名)

聴講【単日】 1,000円

申込資格:受講は高校生以上で楽譜が読めること。定員を超えた場合、全6回参加者を優先します。聴講はどなたでも参加できます。

申込期日:受講は定員に達し次第、受付を終了します。聴講は随時受け付けています。

申込方法:メールあるいはFAXにて、下記を記載してお送りください。

・氏名  ・住所 ・連絡先電話番号 ・メールアドレス ・応募動機(受講希望のみ)

申込先・問い合わせ:両国門天ホール メールticket@monten.jp、FAX 03-6666-9491、☎︎03-6666-9491(火曜日休館)

 

 

主催:一般社団法人もんてん

協力:nothing but music、ナヤ・コレクティブ

後援:日本現代音楽協会

助成:アーツカウンシル東京(公益財団法人東京都歴史文化財団)

 

 

*   *   *

 

【スケジュール】

特殊奏法(拡張された奏法 extended piano technique)をめぐるワークショップ

第2期 「より多様に、様々な視点で」

 

 

4月28日(日)14:00〜17:00

第1回 図形楽譜と特殊奏法

通常の五線譜ではなく、図形楽譜による特殊奏法の表記を学び、実習する。

講師:井上郷子、伊藤祐二、三浦明道

予定曲:湯浅譲二《ピアノのためのプロジェクション エセムプラスティック1》他

 

 

5月26日(日)14:00〜17:00

第2回 プリパレーション基礎編 ~ ワークショップ第一期のおさらい

第一期で学習したプリパレーションの基礎のおさらいとスキルアップ。

講師:井上郷子、伊藤祐二、三浦明道

予定曲:

・アーサー・グリーン《7つの野生のキノコと1つのワルツ》、

・ジョン・ケージ《マルセル・デュシャンのための音楽》

・ダニエル・ウルフ作品等

 

 

6月23日(日)14:00〜17:00

第3回 プリパレーション中級編

第一期から実習しているプリパレーションの基礎にたって、やや複雑なプリパレーションを丁寧に実習し、演奏する。

講師:井上郷子、伊藤祐二、三浦明道

予定曲:ジョン・ケージ《危険な夜》

 

 

7月14日(日)14:00〜17:00

第4回 パフォーマンス的な特殊奏法

通常の演奏よりも、パフォーマンス的要素の強い作品を扱い、特殊奏法の別の側面に光を当てる。

講師:井上郷子、伊藤祐二、三浦明道

予定曲:モーリッツ・エッゲルト《ハンマークラヴィーア》

塩見允枝子作品等

 

 

8月11日(日)14:00〜17:00

第5回 2台のピアノによるコンサート

講師及び受講生によるコンサート。これまでのワークショップの成果として。

講師:井上郷子、伊藤祐二、三浦明道

演奏:井上郷子、榑谷静香、ワークショップ受講生

予定曲:

・ジョン・ケージ《音楽の書》

・サルバトーレ・シャリーノ《2台のピアノのためのソナタ》

・アラン・ショックリー《No.267 [affinities]》

・クンス・シム《3つのイヴェント》 他

 

 

9月8日(日)14:00〜17:00

第6回 第五回両国アートフェスティバル スピンオフ

7月~8月にかけて開催された両国アートフェスティバルの中で演奏された曲目から、特殊奏法を用いた作品を実習する。

講師:井上郷子、伊藤祐二、三浦明道

予定曲:

・アニア・ロックウッド《RCSC》

・エレノア・ホブダ《スプリング ミュージック ウィズ ウインド》

 

 

*   *   *

 

経歴(五十音順)

 

伊藤祐二 (作曲):

東京学芸大学大学院作曲科修了。1978年~91年、作曲同人 “Group For” で活動。同年以来、ヨーロッパを中心とした各地で作品が演奏され、日本の現代音楽についての講義、自作品に関するレクチャーも多い。“nothing but music”ディレクターとして「Hommage à Breccia」 「4 days concerts and Symposium(コンサートとシンポジウムの4日間 ~ スイスの現代音楽シーン)」「ラフカディオ・ハーンプロジェクト」等、国際的な演奏会の企画制作を手掛け、International Composer Competition “Città di Udine”(伊) の審査員も務めた。“Antonio Magnoni ” prize受賞。

 

井上郷子 (ピアノ) :

東京学芸大学大学院作曲科修了。「ムジカ・プラクティカ・アンサンブル」のメンバーを経て、91年よりソロ活動。“Satoko Plays Japan”をはじめとする多くのリサイタルを行ない、近藤譲ピアノ作品・全曲演奏やモートン・フェルドマン作品の演奏等で高い評価を受ける。海外の現代音楽祭から度々招聘され、ヨーロッパ、南北アメリカ、中東各地でソロリサイタル、マスタークラスの講師も務める。ソロCDアルバムとして、HatHut Records(スイス)等より計6タイトルが出版。第10回佐治敬三賞受賞。現在、国立音楽大学教授。

 

黒崎八重子 (ホールマネージメント) :

東京建設自労会館の竣工にあたり、1989年門仲天井ホール支配人となり、ホール運営・管理・企画を担当。1993年、ピアニストの要望を受け「門天ホールにピアノを贈る会」を発足。募金運動によりスタンウェイピアノを購入し、ベテランから新鋭まで多彩な演奏家のコンサートを企画。2013年9月、門仲天井ホールの閉館に伴い、多くの方々の志の象徴である門天のスタンウェイピアノを次の世代に繋ぐべく、法人を設立して両国にホールを移転、両国門天ホールを開館させる。一般社団法人もんてん(両国門天ホール)代表理事。

 

庄野 進 (音楽研究):

1948年生。東京大学人文系大学院博士課程単位取得満期退学。東京大学助手、玉川大学講師等を経て、国立音楽大学教授、理事長・学長を勤める。現在同名誉教授。博士課程在学中より、ジョン・ケージおよび、実験音楽の研究で注目を集め、雑誌「現代思想」「エピステーメー」等への寄稿多数。著書に『聴取の詩学—J・ケージから、そしてJ/ケージへ』『音へのたちあい―ポストモダン・ミュージックの布置』等がある。

 

三浦明道(調律) :

高校の体育館で初めてピアノの調律をしているのを見ました。この事が調律師になるきっかけです。日本楽器ピアノ技術学校で学び、横浜のヤマハピアノ特約店に就職しました。友人のピアノの先生に「もっと上手な調律を見た方がいい。」とアドバイスされ紹介されたのが、故鶴田昭弘氏です。後、松尾楽器商会に入社するきっかけになりました。1990年に3ヵ月間Hamburgにあるスタインウェイの工場で整調、整音を勉強しました。現在はフリーランスの調律師で活動しています。

 

榑谷静香(ピアノ) :

東京都出身。2003年、東京音楽大学ピアノ演奏家コース卒業。2006年、Ensemble-Akademie Freiburg参加。古典作品から新作まで、幅広く演奏活動を行う。近年は同時代の作曲家たちとの企画に積極的に携わっており、これまでに数多くの新作初演を手がけている。ピアノを三谷温、石附秀美、東誠三の各氏ほかに師事。

 

 

 

 

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