オリヴィエ・メシアンとその門弟たち〜メシアン没後30年記念〜
7/30/土〜31/日 16:00〜


限定入場は両日とも満員につき予約受付を終了いたしました。7/31の配信チケットを御検討ください。(7/25現在)
◎プログラム ↓ ご視聴の方は、こちらからダウンロードをお願いいたします。
https://monten.jp/pdf/20220731_program.pdf
日仏現代音楽協会 会員ピアニスト4人によるコンサート vol.4
20世紀フランスを代表する作曲家オリヴィエ・メシアン (1908-1992) は、1940年から38年ものあいだパリ音楽院で教え、多くの音楽家を育てた優れた教育者でもありました。
メシアン没後30年を記念するこのコンサートでは、前半にメシアンの初期から晩年に至る様式の変遷を4つのピアノ作品で辿り、後半ではメシアンに師事した6人の作曲家の作品をとおして、戦後のピアノ音楽の見取り図を描きます。
解説には一昨年「オリヴィエ・メシアンの教室」の翻訳を上梓した音楽学者の平野貴俊氏を迎え、作曲家の福士則夫氏には師メシアンとの思い出も伺います。
出演:
飯野明日香・大須賀かおり・瀬川裕美子・安田結衣子(ピアノ)
平野貴俊(解説)・夏田昌和(司会進行)・福士則夫(特別ゲスト)
企画構成:夏田昌和・台信遼
プログラム
オリヴィエ・メシアン:
悲しい風景のなかの恍惚の歌(『前奏曲集』より)
喜びの精霊のまなざし(『幼子イエスに注ぐ20のまなざし』より)
4つのリズムのエチュード
ヨーロッパコマドリ、クロウタドリ(『鳥の小スケッチ』より)
ピエール・ブーレーズ:ピアノ・ソナタ第3番よりトロープ
ヤニス・クセナキス:à r.(モーリス・ラヴェルを讃えて)
トリスタン・ミュライユ:告別の鐘と微笑み〜オリヴィエ・メシアンの追憶に
ミカエル・レヴィナス:3つのエチュードより
ジョージ・ベンジャミン:ピアノ・フィギュアズより
福士則夫:とぎれた記憶
入場料金(要予約):3,000円(税込)
入場チケット取扱:カンフェティ
限定入場は両日とも満員につき予約受付を終了いたしました。7/31の配信チケットを御検討ください。(7/25現在)
Web:https://www.confetti-web.com/detail.php?tid=66593&
フリーダイヤル:0120-240-540(平日10:00〜18:00)
・ご予約後、セブン-イレブン店頭にてチケットをお受け取りください。
・《モバパス》によるチケットレス購入も可能です。
・クレジットカード決済、またはセブン-イレブン店頭で精算のいずれかをお選びいただけます。
・クレジットカード決済の場合、チケット受け取りはお申込みより4日後からとなります。
・購入にあたって手数料はかかりません。
*定員に達し次第受付を終了します。
*予約時にご案内する新型コロナウィルス感染症対策へのご協力をお願いします。
生配信チケット(7月31日のみ)料金:1,000円(税込)
配信チケット取扱:ZAIKO
https://monten-live.zaiko.io/item/348495
問い合わせ:両国門天ホール
メール ticket@monten.jp(@は半角に直してください)
電話/FAX 03-6666-9491(火曜日休館)
主催:一般社団法人もんてん(両国門天ホール)
共催:日仏現代音楽協会
協賛:アルテスパブリッシング
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プロフィール
飯野明日香 Aska Iino◉ピアノ
東京藝術大学附属高校、同大学、パリ国立高等音楽院ピアノ科、フォルテピアノ科卒。ベルギー政府給費留学生としてブリュッセル王立音楽院ピアノ科マスターコース修了。リサイタルシリーズ 「Parfum du Futur」、室内楽シリーズ「l’Espace」などの演奏活動、4枚のCDは全てレコード芸術特選盤他の高い評価を得ており、特に「France Now」は「クラシック不滅の名盤1000」(レコード芸術編)に選出。2010年第28回中島健蔵音楽賞、2014年度レコード・アカデミー賞(現代曲部門) 受賞。洗足学園大学、桐朋学園大学、東京藝術大学、同大学附属高校非常勤講師。ピティナ汐留イタリア街ステーション代表。https://www.askaiino.com
大須賀かおり Kaori Ohsuga◉ピアノ
桐朋学園大学音楽演奏学科卒業、同大学アンサンブルディプロマコース修了。日本室内楽コンクール第2位。現代音楽演奏コンクール競楽 V 優勝、第12回朝日現代音楽賞、2003年度青山バロックザール賞受賞。2020年コジマ録音よりリリースしたアイヴズのソナタ全集が第75回文化庁芸術祭レコード部門優秀賞を受賞。これまでに多くの作曲家の作品初演やCD録音に携わり、初演数は300曲を超える。桐朋学園芸術短期大学、東京成徳短期大学、相模原弥栄高校芸術科非常勤講師。
瀬川裕美子 Yumiko Segawa◉ピアノ
国立音楽大学鍵盤楽器ピアノ専修を首席、同科ソリストコースを最優秀で卒業。2013年よりリサイタルを東京文化会館小ホールやトッパンホールにてバッハから邦人委嘱作品まで、コンセプチュアルなプログラムで8回展開。Boulez ピアノソナタ全曲リサイタル、並びに同プログラムのCDは「レコード芸術」誌特選盤に選出され、朝日新聞等多数のメディアで紹介される。これまで CD5枚リリース。 東京オペラシティリサイタルシリーズ「B→C」に出演。アンサンブル活動に加え、他分野の芸術と連関させた独自のレクチャーも行っている。
安田結衣子 Yuiko Yasuda◉ピアノ
京都市立音楽(現京都市立京都堀川音楽)高等学校を経て、東京藝術大学音楽学部作曲科卒業。同大学卒業時にアカンサス音楽賞受賞。パリ国立高等音楽院ピアノ伴奏科に審査員の満場一致で入学、 同音楽院を最優秀の成績で卒業。Klangspuren Schwaz 音楽祭にインターナショナルアンサンブルモデルンアカデミー生として参加。第10回現代音楽演奏コンクール〈競楽 X〉入選。現代音楽セミナー「秋吉台の夏」ピアニスト兼講師。作曲家としても委嘱作品多数。現在は日本を中心にピアニスト・ 作曲家として活動する傍ら、東京藝術大学音楽学部などで後進の指導にもあたっている。
夏田昌和 Masakazu Natsuda◉司会進行・企画構成
1968年東京生まれの作曲家・指揮者。パリ国立高等音楽院で作曲を師事したジェラール・グリゼー、指揮を師事したジャン=セバスティアン・ベローは共にメシアンの門弟、東京藝術大学で伴奏法や総譜奏法を師事したアンリエット・ピュイグ=ロジェはメシアンの音楽院時代よりの友人。メシアン作品ではこれまでに「異国の鳥たち」「天の都市の色彩」を指揮。2017年には「音坊主〜メシアンへと続く道」公演をプロデュースし好評を博した。
平野貴俊 Takatoshi Hirano◉解説
1987年東京都出身の音楽学者。20世紀以降の音楽、放送と音楽との関わりを中心に研究・翻訳を行う。12歳のとき「N 響アワー」で《トゥランガリーラ交響曲》に接して現代音楽に開眼。東京藝術大学では《幼な子イエスに注ぐ20のまなざし》をメシアンに委嘱したアンリ・バローら、フランス国営放送音楽監督の方針・思想を研究した。東京藝術大学大学院非常勤講師。
台信遼 Ryo Dainobu◉企画構成
1982年熊本県出身の作曲家。パリ国立高等音楽院入学前にメシアンの門弟であるアラン・ゴーサンに作曲を師事。日仏現代音楽協会事務局長として両国門天ホールでの2018, 19年の2台ピアノ公演をはじめとした多くの企画に携わる。国立音楽大学、洗足学園音楽大学ほか非常勤講師。