門天ホールmenu 2019 January&February 1月2月のmenu
明けましておめでとうございます。
お陰さまで今年は、門天ホール30周年記念イヤーです。
記念企画もありますよ!
どうぞよろしくお願いいたします。
2019年1月2月のmenu表紙とザウクロチャットをご紹介いたします。
クロ:門天ホールの30周年です。
両国門天ホールの前身である門仲天井ホールは1989年10月7日
にこけら落としをしました。1989年といえば、昭和から平成になった
年です。
ザウ:つまり、1989年10月に門前仲町で門仲天井ホールとして
産声をあげて、そののち2013年に両国に移転してからも含めて、
2019年で30周年ということですね。平成とともに生まれ、年号が
変わる年に記念イヤーを迎えるなんて!
2つの年号をまたいで続くホールだと思うと、歴史を感じますね〜
クロ:30年続けていると、年配の方も若い方も門仲時代のホールを
知っている方がいらっしゃいます。両国に移転した今でも。
問合せや下見、本番の時にそのことを申し出てくださる方々が
いらして、なんか嬉しくなります。続けてきて良かったと思える瞬間
です。30年前、オープンしてすぐ、どうやって運営していこうか考えて
いた時に、音楽家ユニオンに相談に行ったのですよ。
「空間はありますがお金はないんです。何か一緒にできませんか? 」
って。そこをきっかけに、協働企画である
「もんてんコンサートシリーズ」が始まりました。
その頃、音楽家ユニオンでは、生演奏の場を広げていこうという
運動をしていましたので、音楽家ユニオンが演奏家を、
門天ホールが空間を、ということでこの企画がスタートしました。
毎月第四木曜日に開催、100回続きました。
ザウ:なるほど。もんてんの始まりはアーティストのみなさんとの協働
からだったですね。
クロ:はい。一年ごとに制作のあり方は見直しながら、門天ホールが
自立して企画ができるように育てていただきました。
アーティストとの協働によって、自主企画が成り立っているのは
今も変わりませんね。
ザウ:そうですね。それから、もんてんのスタインウェイピアノも、
アーティストやお客さんがみんなでカンパを募って
購入してくださったんですよね。それに、もんてんが閉鎖の危機に
あった時に、一緒にもんてんを存続する会を立ち上げて、
移転までの道のりをともに歩み、移転に関わる費用を捻出する
ためのイベントを開催してくれたのもアーティストとお客さんでした。
クロ:はい。アーティストは演奏を、お客様はチケットと寄付を、
という感じで、みなさんに支えられての移転でした。
ザウ:アーティストやお客さんと一緒に30年の歴史を作り上げて
きたんですね〜
クロ:はい。両国移転の際、設計士さんが新ホールの設計のコンセプト
としてこんな風に言ってくださいました。
「門前仲町の門天や支配人の黒崎さんに感じた、中心はあっても
ヒエラルキーのない等価な空間づくりを目指しています。
あえて床材にも最終加工をしていないのも、「これから」を見すえて
のこと。これからみんなで作り上げ、育てていける場所になればと
思っています。 」
ホールのあり様を見て、このように捉えてくださっていたことは、
私の新たな発見になりました。門天ホールは、みんなで作りあげていく
という、永遠に未完の場所であることに誇りを持ちたいです。
ザウ:まさに、「みなさんとともに作り、ともにあるホール」!30周年は、
みなさんとお祝いする年にしたいですね。
クロ:節目は初心の志に思いを馳せる機会。30周年記念は、ホールに
携わってくださったみなさんに「あなたにとって門天ホールは?」と
お呼びかけをして、メッセージを募集する企画を考えています。
応えていただいたメッセージを、今後の門天ホールに活かしていきたい
と思っています。お楽しみいただけるような企画にしたいと思います!