門天ホールmenu 2020 November&December 11月12月のmenu

2020年9月10月のmenu表紙とザウクロチャットをご紹介いたします。

ザウクロチャットは「今年の「コロナ禍で生まれた新しい動き」です。

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「コロナ禍で生まれた新しい動き」

ザウルス:新型コロナウィルスでてんやわんやしていたら、もうすっかり
秋ですね。 もんてんは新型コロナウィルスを受けて自粛しましたが、
6月から再開していろいろ試行錯誤してきましたね。
クロ: そうなんです。フィジカルディスタンスを保つとどうしてもお客様の
定員が減ってしまうので、特に配信に力を入れてきました。配信にも
いろいろあって、この間に、ZAIKOを利用したり、YouTube、ZOOMなど
でイベントを配信してきました。コンサート、ワークショップ、座談会
などを開催しましたが、それぞれのイベントの性格によって、配信の
仕方や工夫が微妙に違いますね。
ザウ:いろいろ試してみて、どんな感触がありましたか?
クロ:もんてんで実際に行った配信は、海外や地方にお住まいの方々、
育児中や介護中の方々に観て頂けたとお声が届いています。
ザウ:これまでになかなか会場に足を運べなかった方たちにイベントが
届いたんですね。
クロ:そうなんです。まず、コロナ禍でイベントが中止になったりして、
コンサートに行けなかったけれども、配信で久しぶりにコンサートを
聴けたとの感動のお声を多くいただきました。また、カメラを複数台
用意して、全体、手元、ピアノの上からの映像を切り替えながら配信
したところ、生ではなかなか見られない手の動きやピアノの中が見ら
れて良かったという感想もありました。それから、音を気にせずにプロ
グラムをめくれる、お気に入りのソファで音楽が聴ける、アーカイブが
あるので好きな時に聴ける、というお声もありました。こういったこと
から、配信は多分コロナ禍が収まっても残るように思えました。
イベントによっては対面+配信ということもできますね。
ですが、課題もあります。配信をする場合は、通常のコンサートをやる
のと同じやり方ではダメかもしれません。番組をつくるように、プログラ
ムと時間配分をより綿密にやる必要があると思いました。現場の熱が
伝えづらい分、進行のテンポも重要ですね。それから費用面の問題も
あります。配信は、音響さんや記録撮影などしていた方々が、苦肉の策
として取り組み、それぞれの方法で挑戦をしているのが現状です。
それぞれの専門分野が違うので、同じ配信であってもこだわるところが
違ってきます。音響さん、照明さん、映像さんのチームで対応するのが
ベストだと感じています。ですが、チームが大きくなると、これまで以上
に制作費がかかるので、規模と制作予算に応じて、どのような体制で
実施するか作戦を練る必要があるかと思います。
ザウ:お金がなくてもできるようなやり方がないと利用する側としては
つらいなあ・・・。
クロ:両国門天ホールではそういう仕組みを作りたいと思っています。
まずは、音響、照明機材と同じように、最低限の配信機材を準備したい
と思っています。予算と何を大切にするかなど、お話をお聞きしながら、
機材費やオペレーター費用などの諸経費が調整できるように考えて
います。でも、やっぱり生が一番やでー。
ザウ:ですよね・・。配信を通して、今までとは違ったコンサートとか参加
方法が新たに生み出せれば、結構良さそうなんですが。
クロ:その試行錯誤期間かな、今は。
ザウ:そうですね。試行錯誤をしながらコロナに耐えつつ、その中から
面白い試みが生まれてきたらいいな…という感じなのかもですね。
クロ:はい、配信はまだまだ道半ばだと思います。少なくともまだまだ私
には見えてこない楽しさがあるように思っています。

※特記なき場合、開場は開演の30分前です。
※問い合わせ先メールアドレスの@は、小文字に打ち直してください。



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