2025年3月4月のMENUから、ザウクロチャットを掲載します。
〇最近嬉しかったこと
ザウルス:最近嬉しかったことはありますか?
クロ:2月の初めに、もんてんで久しぶりにジャグリングの公演があったのですが、そこで嬉しいことがあったんですよ。
ザウ:へえ!どんなことですか?!
クロ:架空カンパニーあしもとさんが主催の、ジャグリングオムニバス「放物線」というイベントで、3つのグループがオムニバス的に様々な形でジャグリングを演じました。演劇の要素が強い作品、ダンスの要素が強い作品、メディアアートとのコラボレーション作品などそれぞれみんな違ってとても面白かったです。
パフォーマンスの熱気はなかなか冷めず、第二部のトークや、終了後にSNSでも出演者や関係者、お客さんとのやりとりが続いていました。その経過を私もみていたのですが、そのうちに出演した3グループがそれぞれの原点をたどっていくような話になったんです。
そこでわかったのが、出演していた人たちがみんな、前身の門天ホールで開催されていたハードパンチャーしんのすけさん制作の数々のジャグリング・イベントを見たり、参加したりしていたということでした。
あの頃、しんのすけさんやジャグリングの仲間たちの挑戦が楽しくて、私もそばで手伝ったりしていました。あの時にみなさんがやっていたことの意味に、今回出会った感じがしました。
ザウ:というのは???
クロ:今回の「放物線」公演をみて、しんのすけさんがXで、「あの頃の未来にぼくらは立っているんだな、と感じた。 素敵な公演をありがとうございました。」とつぶやいていたのを見たんです。
15年以上前のしんのすけさんの企画は、「ジャグリングってなんなんだろう」と探し求めていたイベントであったんだなあということ、そして、それを見ていた若者たちが、今ステージに立っている。あの時の様々な挑戦が若者たちの土台となって、さらに新たな挑戦が繰り広げられたんだなあと感じました。
ザウ:日本のジャグリングの歴史の一端に門天があったんですね!!
クロ:しんのすけさんは、「門天ホールにはたくさんお世話になり、堀の外シリーズの他、門仲ジャグリングフェスティバルやもんじゃナイトを開催させてもらった。
個人的には、その多大な支援や理解から、門天の黒崎さんは、日本舞台ジャグリングの母ではないかとさえ、思う。 お陰で裾野が広がった。」ともXで言ってくれています。しんのすけさんのこの言葉に出会って、気恥ずかしい気持ちもありながら、ホール冥利に尽きるなあと思って嬉しかったし、門天ホールを続けてきて良かった、と心から思いました。
門天の存在そのものに意味があることを確認できたことは、これからの運営に勇気をもらった気分でした。何か成さねばならぬと思うのではなく、とにかく存在していくことを考えるのであれば、これからもまだまだ出来ると思いますので、地道にホールの運営に取り組んでいきたい、と改めて思ったんですよ。