門天ホールmenu 2022 July&August 7月8月のmenu

2022年7月8月のmenu表紙とザウクロチャットをご紹介いたします。
ザウクロチャットは、『アート/アーティストとケア』です。

2021-11-12

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アート/アーティストとケア』

クロ:コロナ後、引きこもりの子どもが増えているみたいですね。
いろいろな人間が周りにいると、そういう人もいる、こういう人もいる、
というように逃げ場もあるんだけど。受験で、親と塾と学校の先生しか
知らないと、まじめが故に、病んでしまうみたいだよ。小さい時に
いろいろな大人と出会えていることが大切みたいです。

ザウルス:子どもたちをもんてんに連れてきたら、それまでに出会った
ことのないような人(アーティスト)ばっかりに会えて面白いなあと思い
ますが。変わったことをやっている人ばっかり見たら、今悩んでいる
こともどうでもよくなるかもしれない・・・。

クロ:ですねー。子どもを連れ出すことが大切かもね。このコロナ禍は、
そういった意味でも子どもも大人も気分が晴れない日が長いですね。
子どもたちのためにも、元気な大人が周りにいることが大切だよ、きっと。

ザウ:そう思うと、コロナ時代であろうがなかろうが、子どもたちにとって
アートとかアーティストに出会えることってやっぱり貴重なのかな、
と思います。通り一遍じゃない、いろんな道があること、いろんな生き方
を見せられるという意味で。こんな人もいるんだ、とか、こんなことが
できるんだ、とか、こんなことしてもいいんだ、とか。生き方のいろんな
サンプルを提示できるかもしれないですね。あとは、今年度の
「コミュニティ・ミュージックのいま、そしてこれから」の講座の中で話題
になったことですが、アートにケアされ、アーティストにケアされる、
みたいなところもありますよね。具体的に、何かをしてもらった、という
のではなく、作品に癒されたり、アーティストの存在に癒されたりという
意味で。もちろん普段の生活の中で、子どもたちは周りにいる人・
大人に大事にケアされて過ごしていると思うんですが、日常的に出会わ
ないものや人に出会って、視野が広がったり、感動したり、逆にぞわぞわ
したりという経験自体が与えるケア的要素も大きいのかなと思ったり
します。

クロ:そうですね、そのような体験は子どもが育まれていく要素だよね。

ザウ:アーティストやそこで出会った同じ趣味を持つ人など、誰かに影響
を与えられて、自分が変化して、それをきっかけに周りも変化して、
自分を取り巻く環境が変わっていく・・・その小さな一つの出来事になる
かもしれないです。

クロ:そう!そういう場作りがアートの役割だったりしますよね。

ザウ:その時にどんな経験を作れるのか、アーティストの関わり
方によってその経験にも違いが出てきそうです。

クロ:そうですね。お客さんにとって素敵な経験の場に
なるように、1つひとつの場を丁寧に作って
いきたいですね。

 

 

 

 

※特記なき場合、開場は開演の30分前です。
※問い合わせ先メールアドレスの@は、小文字に打ち直してください。



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