門天ホールmenu 2020 July&August 7月8月のmenu

2020年7月8月のmenu表紙とザウクロチャットをご紹介いたします。

ザウクロチャットは「もんてんホール、新しい魅力を手に再始動!」です。

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ザウ:新型コロナウィルスの感染拡大でアート業界は大変な状態になっ
ていますが、もんてんはどんな感じですか?

クロ:4月8日から休館していましたが、6/1から再開し始めています。
感染拡大防止のために避けるべきとされている「三密」は、小空間の
醍醐味ともいえるものでもあります。もんてんホールの運営自体かなり
大変な中ではありますが、コロナ禍におけるもんてんらしい小空間の
醍醐味を見つけたいと思って、休館の間いろいろ作戦を練っていました。

ザウ:例えばどんなものですか?

クロ:まずは、キャパシティ50名の門天ホールですが、フィジカルディス
タンスを保ちながらだと、いったい定員何人になるんだろう?ということ
で測ってみると、2mで10名、1.1mで、15名定員ということが判りました。
これまで門天ホールを利用して企画を進められてきた方々にとって、
今後再開し始めた時に、この定員では企画を遂行していくことは厳しい
のではないか。そこで、「ライブ配信システムの構築は必須」と思うように
なりました。そこで、急いでライブ配信システムを構築し、テス ト配信を
してみたんです。4つのカメラを使っていろんな角度から舞台を撮影し、
画面を切り替えながら配信しました。ホールに来場した場合だと、着席し
たら演者の見え方は一方向ですが、配信だとあっちに座ったり、こっちに
立ったり、天井から眺めてみたりと、いろいろな方向で楽しめることが
判って、配信も楽しいーという感じです。
会場で着席してみるのとはまた違う楽しみ方ができるんですね。

ザウ:今の状況だから、考えられる表現方法ですね。テスト配信の映像、
とても綺麗でした!ZAIKOというシステムを使われているとのことですが、
どんなシステムですか?

クロ:ZAIKOでは、配信のプラットフォームをVimeoとYouTubeから選択
できます。それに伴い、配信における著作権についても只今勉強中です。
それから、多言語に対応しているので、世界各地からチケット購入が
できますし、投げ銭システムもありますので、料金設定もいろいろ考えら
れますね。

ザウ:今までは、もんてんに行かなければ見られなかった公演が全世界で
見られるようになるんですね。新しい世界が広がった感じがします。

クロ:はい。新しい世界が広がり、それを継続していくためにも、配信が
無料ではなく、有料として収入が見込めるようにならないと、活動が続か
ないと思います。配信の経験を重ねて学びながら、新しい創造表現の
ひとつとして提案できたらいいなあ、と思っています。

ザウ:今後の配信の予定が決まっているものはありますか?

クロ:はい。第一回目の配信門天ライブは、7/19/日のROSCO
(甲斐文子・大須賀かおり)です。ホール自体の物理的なキャパシティが、
10名・15名に変容しても、インターネットを通して100名、200名、
1000名と広がっていく可能性があるということに夢が持てます。配信を
巡って新たなつながりもできそうです。

ザウ:新型コロナウィルスと共に生きなくてはいけない時代になって
大変な気もしますが、それに伴って新しい活動の広がりが生まれること
にワクワクもしますね!

クロ:そうですね。門天ホールでは、配信も選択肢のひとつとして考える
利用者もお待ちしています!配信を巡って人と人が繋がっていく新たな
コミュニティも作っていきたいと思っています。

※特記なき場合、開場は開演の30分前です。
※問い合わせ先メールアドレスの@は、小文字に打ち直してください。



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